シリーズ１ すべり症・ヘルニア 10
退院当日
今日は、退院で朝からそわそわ～。
もちろん嬉しいけれど、まだわき腹の下の方が痛むし、優しい看護婦さんたちに会えなくなるのも寂しい。
硬性コルセットが届いた。うわ～ こんなのなんだ！
下着の上からつけて、まず下の方のベルトをし、上のベルトで絞め、仕上げにもう一度下のベルトを締める。 しっかり腰がおさまり、はめ込んだチタンがこれで固定されるという。少なくとも3か月から6か月はつけておくそうだ。
「トイレに行くたびにとりはずすのですか？」 と、聞いたら、「おすすめは肌を守るため、Tシャツなどの肌着の上にコルセットをつけ、その上にかぶせるように、下の肌着をつければ、トイレに行くたびに外す必要はなくなります」
確かにそうだ～。 今までMサイズのショーツだったけれど、家に帰ったら、XLサイズの大きなボックスタイプのパンツを注文しようと思った！
看護婦さんたちにお別れをつけ、家に帰ってきた。
狭かった家が、シルバーカーが通れるように、いろいろ片づけられていて、とてもすっきりしている！
私が通るところは広くなったけれど、
それまでそこらにあった家具やらいろいろ、一つの小さな部屋に押し込められていた。
それでも、本当にここまでよく片づけてくれたものだと、嬉しくなった！
息子たちはもう、独立しているから、一人で片づけをしたのだろう。
「想いやリのある優しい主人だ～、もうこれからは、文句は言わないようにしよう」、と思った。
注文してあったものがすべて届いていた。
シルバーカーと、もの拾いツールが今の一番のお気に入り。
すごく便利。シルバーカーは、歩くのを支えてくれるし、もの拾いツールは、腰がかがめない自分に最高に役立つ。先っぽにライトがつくから、腰がかがめるようになっても、一生役に立つと思う。
ベッドの介護用テーブルもベッドで食事をしたり本を読むのに便利だし、ベッド用座椅子も、寄りかかれて快適。
これら二つは、ずっと使えるだろう。
お風呂場の椅子は、自分は吸盤付きを買ったが、吸盤はついていない方が良いかも。
そりゃあ吸盤がついていてしっかりしていて動かないけれど、動かすのに、主人でも一苦労するほど、しっかりついちゃうのだ。結局、すぐに吸盤は外してしまった。
これから、好きな時間に好きなものがいくらでも食べられるのかと思うと、楽しくて仕方ないが、でも、3食きちんとゆっくり食べ、素材を味わおうと、思っている。
退院翌日
予約していた美容師さんが来てくれた。美容師さんでありながら、介護の資格も持っていて、だからこそ忙しいらしい。
希望を伝えたら、思っていた以上に良くなって、嬉しくなった。
お値段も美容院に行くのと変わらないくらいなので、次回もお願いしよう。
これですっきり！はつらつとした新たな自分とご対面！
本を読んでいろいろ調べてみた
１． 飛び出した椎間板ヘルニアは、手術しなくても、自力で引っ込める
こと ができる！
２． 腰のヘルニアの進行度チェックリスト
進行度１：腰が重だるい、特に大掃除した翌日とか。
進行度２：座り続けたり立ち続けたりすると腰がだるくなる。
仰向けに寝るのがつらい。
進行度３：腰だけでなく脚やお尻にも、痛みしびれ・違和感がある。
スリッパが脱げやすい。平らな場所でもつまづきやすい
自分は、進行度３だった。
スリッパが脱げやすく、平らなところで、しょっちゅう、つまずいていた。もう3年ぐらい前からつまずいていた気がする。
靴が原因だと勝手に思い込み、靴を買い替えたりしていた。
この情報を知っていたら、もっと早くに、それこそ3年くらい前に、
MRIのある整形外科に行っていたことだろう。
そうすれば、自力で引っ込めることができていたかもしれないのにな、
と少し後悔する。
とにかく、これからは、腰を守る生活をするのだ！
