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たえちゃん★ひいひい人生★

まいにちを清々しく穏やかにすごしていきたい♪

たえひいの経験 一生に一度は挑戦したかった富士山登頂初体験 後半

 

下山の恐ろしいこと


下山があんなにも、大変だなんて、夢にも思いませんでした。
それに、うまく行ったところで、行きの時間の3分の2ということは、5時間かかる、ということで、12時半に頂上を出発したのですから、五合目到着は17時半になってしまうのです!
 
それなのに、新宿行きの最終バスは、17時出発です! 
30分予定より縮めなければいけない!
ゆっくりなんかしていられなかったのです。
 
これだから、初心者というのは、困りものです。
勝手に、「俺たち、何かすごいんじゃない?」なんて、余韻にひたったりしていて、おバカさんそのもの。
 
万が一トイレに途中で行きたくなったら、アウトです。
だって、帰りのトイレは数が少ないから、行列も並大抵ではないのです!
 
それに、私の足が、もうガクガクしちゃって、少し歩いては、転んで滑っちゃうんです。
息子が心配してくれて、
 
「母ちゃん、大丈夫かよ? 俺がさ、母ちゃんのリュックをもってやるよ」
 
と言って、息子は痩せた体の後ろと前にリュックを背負って歩き出したのです。 
そして、「なんで母ちゃんのリュック、こんなに重いの?何、入れてきたんだよ?」と、言われたり。
 
おばさんは、何でもかんでも心配して、いろんなものを入れたくなっちゃうんですよね、反省、反省!
 
いやぁ、リュックがないとは、随分楽なものです。
手ぶらですからね。
この初富士山山登りでは、ストックなんかも用意していなかったのです!
だから、坂で滑るのは抑えようがなくて、
ズズ~と滑っては、とまり、ズズ~と滑ってはとまり、と言ったぐあいで、下山していきました。

若い人はすごい!

 
途中、外人の若い女の子たちが、「ヤッホー」とか叫んで、
さっさと、まるでスキーでもしているかのように、降りていく姿には 目を丸くしました!
 
息子は、話好きで、いろんな楽しくおかしな話をしてくれるので、
退屈しないし、笑えるから、頑張れたのだと思います。
 
いやあ、あの時は、お腹抱えて笑いまくりました!
自然の中で、笑い声も大きくなるし、疲れているから、なおさら抑制もきかないものなのですね。
あんなに、大声で大きな口を開けて笑ったなんて、あれからあったでしょうか?
 
帰りの道中、いくつか、帰り道を示す矢印があったりするのです。
でも、係りのおじさんたちが、「吉田ルートは、こっちだよ~」と案内してくれたので、迷わずに富士山5合目に着きました。
 
というのも、雑誌には、
「ある地点で、どっち方向に行くか迷う人続出!
そこで道を間違えたら、もう吉田ルートに引き返すことは不可能、一晩そこで泊まるような羽目になる」
と書かれていたので、ひやひやしていたのです。
係りのおじさんたち、有難うございました!
 

富士山5合目帰着、16時30分!


戻れて良かった、
死ななくて良かった、
バスに間に合って良かった、
というのが五合目に着いた時の感想です!
 
5時半になっていたであろう帰着予定を、最終バスに合わせるべく、息子①のチョ~ヘルプ体制で、なんと、1時間も短縮しての帰還です!
いやぁ、素晴らしい!
人間、やればできるんだ、なんて、自己満足。
でも、息子①が、リュックをもってくれていなかったら、無理だったでしょう~
 
しかし、あの子も、よくそんな体力があったもんだと感心します。
 
その時、息子①が言ったことは、
「第一のパワーを使い切ったな、と思うと、第二のパワーが体の中から湧き出てくるんだよ。
でもね、その第二のパワーは長く続かないんだ。
そうすると、第三のパワーが、これは、体力というよりも気力なんだけれど、でてくるんだよね~、
今はその第三の気力がみなぎっているところ!」
息子ながら、カッコいいこと、言うよなぁ~♪
 
30分の余裕は、私たちを元気にしてくれました。
今戻って来た道を振り返ったり、富士山メロンパンを食べたりと、余韻にひたりました。
それに、息子①があれほど心配していたトイレは、大丈夫、問題ありませんでした。五合目では、お店のトイレより、公衆トイレの方が、断然きれいで、広くて、便利ですよ!
 
息子①は 「来年こそ、○○(息子②のこと)が一緒に登ってくれたらなぁ。 あいつがいたら、楽しいだろうな! 絶対一緒に来ようよ♪」
と、繰り返し言っていました。
 
本当に、3人で登れたら、こんなに素晴らしく嬉しいことはないだろうな、って思います。
そして、私は、本当に、恵まれていると、改めて、感謝した、富士山初登頂でした。
 

新宿バスタに到着


また、かれこれ3時間弱バスに乗って、新宿バスタで降りてから、
お腹空いたから、何か食べてから帰ろう、ということになって、
汚い格好で、お店に入りました。
今考えれば、お店の人は、私たちの身なりに驚いていたかもしれません。
でも、自分達は、一つのことをやり遂げた幸福感と満足感に興奮していて、
そういったことに配慮する余裕なんて、なかったのです。
お店の方々、あの時は、ごめんなさい!

翌日から1週間


富士山は登りました。
ケガもせず、無事に帰宅できました。
でも、それからの1週間、私は、お犬さんのように、四つ足歩行になりました!
 

頂上でご来光を見るのが混む理由


もちろん、ご来光を頂上付近で見たい、という思いもあるでしょうが、
行程として、それの方が楽だということです。
 
前日に5合目からゆっくり楽しみながら8合目とかまで上り、
翌日9合目あたりか、10合目の頂上で、ご来光。
下山は、朝の9時ごろから始めれば、身体があれほどきつくないのです。
ただ、ご来光を拝む人の列が、8合目から山頂までずーと続いていて、
登る一歩一歩はゆっくりで、その区間がすごく時間がかかるということです。
 
私たちは翌年もその行程を視野に入れつつ、
あの誰もいない静寂さの感動を もう一度味わい一心で、
ストックを購入し、動いやすいタイツやらスパッツやらを用意し、
エナジードリンクを更に増やしつつ、私のリュックは軽くし、
同じ行程を繰り返したのです!
 
その話は、まだ今度します♪
 
皆さんも、是非、一度、富士山 登頂、めざしてください。
なにものにも代えがたい思い出と感動を味わうことができます!
 
あの素晴らしさは、本物です♪
 

富士山、万歳!!

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