シリーズ３ エピソード たえひいの経験６ モロッコへの旅
たえひいの経験 モロッコ旅行
モロッコという国
ず~と前に、モロッコへ遊びにいったことがあります。
モロッコ、と聞いて 直ぐにピンときますか？
ガイドブックでの記載はこうです。
１．モロッコは、大西洋と地中海に面した北アフリカの国。
２．マラケシュのメディナは中世の面影を残す地区。 迷路のように入り組んでいる。
３．スーク（市場）では陶芸品、宝飾品、金属製のランタンなどが売られている。
４．迷宮都市フェズやサハラ砂漠といった史跡や自然もいっぱい。
５．国教は イスラム教、お酒はのまない。
モロッコでの驚きの体験2つ
いやぁ、行ってびっくりしました！
色んな国へ行って、お国の違いには、驚くことが多々ありますが、
モロッコ旅行では、群を抜いて驚いたことが２つあります！
１．マラケシュ スークでみた抜歯の山
２．マラケッシュ市内のバーの雰囲気
１．スークでみた抜歯の山
まず、スーク（市場）では、色々興味深いものがあるのが、海外の常。
しかし、あれには、本当に驚きました！
遠くからみたら、屋台の上に白いものが、山を形作って並べてあるではないですか？
そんな山が2つも3つもあるのです！
一体、なんだろう、って思って近くに行っても、まだよくわかりません。
そうしたら、そこの屋台のおじさんが、
「歯を抜いて欲しいのかい？痛くないよ。抜いてあげるよ！」
というではないですか？
そうなんです！
それらのきれいに山を形作っていたものは、そのおじさんが、ペンチで引っこ抜いた人の歯の山だったのです！
（ヒェー！！）
びっくりして、写真を撮ろうとしたら、そのおじさん、「ダメ！写真撮るなら、お金ちょうだい！」
一緒にいた友達が、「行こう~行こう～」 というので、その場を去りました。
写真は断念。。。 今考えると、お金を出してでも、写真に収めておけばよかったな、とちょっぴり、後悔。。。。
いやぁ、びっくり、びっくり！
あのおじさんが、歯医者に行けない人のために、歯を抜いていた？？？
あとで、色々調べてみてわかったことは、
あれは観光客目当ての商売で、昔の抜き屋を再現し、写真代を稼ぐというものだったのです。
安心しました～
もう少しで、ひっかかるところでした（笑）
２．市内にあったバーでの様子
次に驚いたのが、市内にあったバーでの様子です。
モロッコは、イスラム教なので、女性のほとんどが、ヒジャブというスカーフをかぶっています。
お酒も禁止されていますが、お店で密かに売られていたり、又、バーも存在していました。
そこで、興味本位で友達と、バーに入ってみたのです。
足を踏み入れた瞬間、いやぁ、その光景にびっくり！
まず、お店の中にいたのは、男性だけ。
だから、女性である私が店に入った途端、じ～、と怪訝そうな目で私は見られました。私達がテーブルについてもその非難まじりの視線は続き、正直、怖かったです。
そして、その人たちは、殆どが一人でテーブルに座っていて、じっとしていました。
本当に神妙な顔をしていて、
いかにも 「私はこれから神様の意志に背くことをしようとしています。どうぞ罪深き私をお許しください」 というかのように、
ただまんじりともせず、お酒が運ばれてくるのを待っているのです。
たとえ、二人で席に座っていても、おしゃべりはしていません。
奇妙な静けさのなか、神妙な面持ちで、
出されたお酒を丁寧に味わって飲む、という感じです。
どこを見ても、そういった人ばかりで、その異様な雰囲気に落ち着きませんでした。
私達も、話をせずにじっと待っていたら、ようやくお酒がでてきました。
ウエイターの人も、さらっとお酒の名前をいうだけで、静かなもんです。
その出されたお酒をささっと飲みほしお店を後にして、ホテルに戻りました。
プチホテルで出てきたお酒
泊まったホテルは、小さな民宿みたいな感じで、
カウンターにいつもいるおじさんは、オーナーでした。
そのオーナーとも仲良くなっていたので、今しがた経験した、スークの歯の話やバーの話をしたら、
なんと、カウンターの後ろから、お酒を出すではありませんか！
これにもびっくり！
どおりで、夜な夜な、オーナーの知り合いらしき人たちが来ていたんだ！
お酒が目当てだったとは？！
いやぁ、聞けば、毎日のようにお酒を飲んでいる、というのです。
市内のバーでは、神妙にお酒を飲んでいる人を見たかと思えば、
この小さなホテルでは、みんなで盛り上がって楽しくお酒を飲んでいるではありませんか。
私達も、ご相伴にあずかりました。
やっぱりお酒を飲むときは、賑やかでないとねぇ～
海外へ行ってみよう
お国が違えば、生活習慣も違うもの。
そして、一口にモロッコ、と言ったところで、多種多様。
当たり前のことなのに、色々と考えさせられた旅でした。
色んな国へ行って、色々経験してみたいですね～
異国の人々との交流は、それまでの価値観をがらっと変えることさえあると言います。
日本では決して味わうことのできない解放感も、これまた、スリル満点です。
そして、いかに日本が便利な国であるかということ、いろんな恩恵に浸っていることに、気づかされます。
コロナの自粛も解禁されました。
どうぞ、世界の旅、お楽しみください。
