シリーズ1 すべり症・ヘルニア 4
そういえば、手術後2日目(手術が終えた翌々日)
まだ意識がもうろうとしていた時に、硬性コルセットのサイズを図りに業者の人がきて、背中を触った時のこと!
苦痛のあまり、とっさに悲鳴をあげた。「やめてください!さわらないでください。痛いんです」 業者の人にしたら、「この人、なんだよ、みんなやってることじゃないか」って思ったかもしれないけれど、自分の手術は、「大手術で、痛さも半端ない」って先生からも看護婦さんからも言われていたから、ほかの人とは、けた違いの痛さなんだ、って訴えたかったのだ(子供じみているね、今考えれば。。。お恥ずかしい。。。)
でも、体の痛みは半端なかった。
触らなければ、痛み止めで痛みは感じないのだけれど、触るともうダメ。
まさに体の中に異物が入っているのを感じだ。
そしてそれが背中の外に飛び出しているような感じだった。
だから寝返りも怖くて打てなかったのだ。
もちろん、チタンの異物は体の中に、それも骨の間に入っているのに、感覚というのは、恐ろしいものだ。
足を切断した人が、切断した後も、足の感覚があった、っていうものね。
とにかく、サイズ測りが終えてほっとした。
硬性コルセットがないと、退院できないから。
そして、手術後4日目。
今日から、硬性コルセットができるまで、軟性コルセットをつけることになった。
トイレに行くのがリハビリと言われ、頑張った。
最初はベッドから起き上がるやり方さえわからず看護婦さんに教えてもらった。
まず、ベッドで横向きになり、ひじでぐいっと、体をもちあげ、ベッドのてすりにしっかりとつかまり、重心を移動して体を起こし、その状態から歩行器につかまる。
歩行器にたどりつければ、あとは、楽。
でもトイレにしゃがむ時がこれまた、痛かった。
もちろん我慢した。
それに、首からはとっさの痛みに対処できる痛み止めがぶら下がっていて、それが肩の後ろに針で刺してあり、ボタンを押すと、痛み止めが肩から多く流れる仕組みだった。だから、それで対処できた。これも、リハビリの一環だ~。
でも、早めにいかないと間に合わなくなってしまうから、あわてたりもした。
看護婦さんが熱々のバスタオルを何本も持ってきてくれて、体をふいてくれた。
髪がもしゃもしゃでひどかったので、子供みたく2つに襟もとで縛っていたけれど、ドライシャンプーで綺麗にしてくれてたので、嬉しくなった。
驚いたのは、手術の経過だ。
手術とかに一切縁がなかった自分だから無知なのかも知れないけれど、
外科手術といったら、まず出血やら傷の手当の消毒やら、ガーゼの取り換えとかかと思っていたけど、実際は違っていた。。。
💛続きはまた明日かきます。今日も読んでくださってありがとうございます💛